あなたはどれを選ぶ?TikTok広告の5つの種類!広告を出す際の注意点まで解説
「TikTok広告にはどんな種類があるの?」
「自社に適したTikTok広告はどれだろう?」
TikTok広告は、15秒程度の短い動画で企業の認知向上や売上の増加など、さまざまなメリットを享受できる優れものです。広告にはいくつかの種類があり、企業の扱う商品・サービスに合わせて使い分けることで、より高い効果を出すことができます。
とはいっても、「実際どの広告が自社に合っているか判断できない」と悩んでいる企業の担当者の方も多いでしょう。どの広告を出すか選択を間違えると、費用をかけたのに効果が薄いという結果になりかねません。
そのため、事前に広告について理解し、企業の扱う商品・サービスに合わせた広告戦略を打ち出すことが重要です。
そこで本記事では、TikTok広告の5つの種類について解説します。あわせて、広告を出す際の注意点まで解説しているので、ぜひ参考にしてください。
なお、TikTok広告について基礎から知りたいという方は次の記事を参考にしてください。
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TikTok広告の5つの種類
さっそく、TikTok広告の種類をみていきましょう。一般的にTikTok広告には、次の5つの種類があります。それぞれのメリット・デメリット、費用を表にまとめたので、参考にしてください。
種類 | メリット | デメリット | 費用 |
---|---|---|---|
起動画面広告 | ・ユーザー全員に広告を見てもらえる ・広告のインパクトが大きい | ・広告費用が高い | 500万円/日 |
インフィード広告 | ・広告感がなく、反応・シェアされやすい ・広告費用が安い | ・一般の投稿に埋もれやすい | 42万円〜/日 |
ブランドエフェクト広告 | ・商品やサービスの疑似体験により、顧客の購買意欲を高めやすい | ・エフェクトを作成するための時間と労力がかかる | 380万円〜 |
ブランドオークション広告 | ・少額から広告を出せる ・ターゲットを細かく選定できる | ・広告を運用するための知識やスキルが必要 | 自由に設定可能 |
ハッシュタグチャレンジ広告 | ・エンゲージメント率が高く、バズらせやすい | ・広告費用が高い | 1,000万円〜 |
以下では、TikTok広告の5つの種類をより詳しく解説します。自社のマーケティングに適している広告はどれなのか判断するのに役立ててください。
起動画面広告
メリット | デメリット |
---|---|
・ユーザー全員に広告を見てもらえる ・広告のインパクトが大きい | ・広告費用が高い |
起動画面広告は、TikTokを起動した時に表示される広告のことです。ユーザー全員に広告を表示させることができ、企業の商品やサービスの認知拡大を狙えます。
起動画面広告には音声がなく、画像やGIF画像、GIFアニメーションなどから好きなものを選んで表示させることが可能です。また、広告内にリンクを設置できるため、商品ページや自社のホームページに誘導もできます。
ただし、起動画面広告は1日1社のみという決まりがあり、広告枠の競争率が非常に高くなっています。広告費用も1日約500万円と高めに設定されており、利用するタイミングをしっかりと練ることが重要です。
インフィード広告
メリット | デメリット |
---|---|
・広告感がなく、反応・シェアされやすい ・広告費用が安い | ・一般の投稿に埋もれやすい |
インフィード広告は、TikTokのおすすめ欄に表示される5〜15秒程度(最長60秒)の広告のことです。一般の投稿と同じ形式で表示され、広告感がないことが大きな特徴になります。
「いいね」や「シェア」ができるようになっており、広告の内容によっては多くのユーザーに広告を表示させることが可能です。インフィード広告には次のプランがあり、プランによって費用が異なります。
プラン名 | 内容 | 費用 |
---|---|---|
Brand Premium | おすすめ欄の80番目以内に表示される | 42万円〜/日 |
OneDayMax | おすすめ欄の4番目に表示 される | 300万円〜/日 |
予算に合わせて、どのプランを利用するか判断しましょう。
ブランドエフェクト広告
メリット | デメリット |
---|---|
・商品やサービスの疑似体験により、顧客の購買意欲を高めやすい | ・エフェクトを作成するための時間と労力がかかる |
ブランドエフェクト広告は、企業がオリジナルのエフェクトを作成し、ユーザーの画面に反映できるようにした広告のことです。エフェクトによってユーザーは商品を擬似体験することができ、購買意欲を高める効果が期待できます。
また、背景やゲームを通じて企業のイメージをユーザーに知ってもらい、認知度の向上を実現することも可能です。ブランドエフェクト広告には次の3つのプランがあり、プランによって費用や使用できるエフェクトが異なります。
プラン名 | 使用できるエフェクト | 費用 |
---|---|---|
Standard | フィルター、2D背景、2D顔・手 | 380万円 |
Premium | 顔変形、コスメティック、髪色チェンジ | 520万 |
Deluxe | 雨コントロール、3D頭部、ARキャラクター、ミニゲーム | 720万 |
自社の商品やサービス内容に合わせて、プランを選ぶようにしましょう。
ブランドオークション広告
メリット | デメリット |
---|---|
・少額から広告を出せる ・ターゲットを細かく選定できる | ・広告を運用するための知識やスキルが必要 |
ブランドオークション広告とは、リスティング広告やディスプレイ広告と同じ「運用型広告」のことです。広告を配信しながらターゲットや予算、クリエイティブなどを細かく設定したり、調整することができます。
広告の効果が出ているかを分析しながら柔軟に変更できるため、狙ったターゲット層に広告を表示させることができます。特徴としては、他の広告とは違ってオークション(入札形式)によって広告費用が決まることです。
複数の広告主がいる場合には、より高い入札額を提示した企業の広告がおすすめ欄の上位に表示されることになります。
ハッシュタグチャレンジ広告
メリット | デメリット |
---|---|
・エンゲージメント率が高く、バズらせやすい | ・広告費用が高い |
ハッシュタグチャレンジ広告は、企業がオリジナルのハッシュタグを設定し、ユーザーにハッシュタグをつけた動画の投稿を促す広告です。ユーザー参加型の広告であり、ユーザーが主体的に参加することでTikTok内でトレンドを生み出しやすくする効果が期待できます。
TikTok広告の中でもエンゲージメント率(投稿に反応したユーザーの割合)が高く、バズらせやすいことが最大のメリットです。また、企業とユーザーとの一体感が生まれやすく、自社の認知向上・ブランディングに非常に役立ちます。
ハッシュタグチャレンジ広告には、次の4つのプランがあります。
プラン名 | 内容 | 費用 |
---|---|---|
ベーシックハッシュタグチャレンジ | ・おすすめに3日間表示される | 1,000万円 |
スタンダードチャレンジ | ・バナーとおすすめに6日間表示される ・1日のみバナーの1番目に表示される | 1,500万円 |
ハッシュタグチャレンジプラス | ・バナーとおすすめに5日間表示される ・2日間バナーの1番目に表示される | 1,700万円 |
バトルハッシュタグチャレンジ | ・2つのハッシュタグがバナーとおすすめに3日間表示される | 2,000万円 |
広告費用がかなり高額ではありますが、それだけ高い効果が見込める広告になっています。活用する際には、戦略を念入りに立てることが重要です。
TikTok広告における4種類の課金方式
ここからは、TikTok広告における4種類の課金方式を紹介します。
実際に広告を出す際に困らないようにしっかりとチェックしておきましょう。
インプレッション課金型
インプレッション課金型とは、インプレッション数(広告が表示された回数)ごとに料金を支払う方式のことです。TikTok広告では、「起動画面広告」や「ブランドオークション広告」の時に利用されています。
例えば、起動画面広告の場合は1,000回表示されたら、約770円がかかる仕組みになっています。基本的な相場は、1000回表示あたり100〜1,000円程度です。
期間契約型
期間契約型は、広告を表示する期間によって料金が決まる方式のことです。広告が何回表示されたかということは関係なく、契約期間内は広告が掲載され続けます。
TikTok広告では、「ハッシュタグチャレンジ広告」や「インフィード広告」の時に利用されています。固定金額で多くのユーザーにアプローチできることが大きなメリットです。
例えば、インフィード広告の場合は、3日間のBrand Premiumプランで約126万円がかかるという仕組みになります。
クリック課金型
クリック課金型は、広告がクリックされるごとに料金が発生する方式のことです。TikTok広告では、「ブランドオークション広告」で用いられています。
1クリックあたり30〜100円が相場であり、クリック数に応じて料金が発生するため、無駄な費用が発生しないことがメリットです。
再生課金型
再生課金型は、広告が一定時間以上再生された際に料金が発生する方式のことです。TikTok広告では、「ブランドオークション広告」で用いられています。
1再生あたり5〜60円程度が相場であり、ユーザーが動画再生後すぐにスキップを押した際には料金が発生しないことが特徴です。そのため、広告に興味を持つユーザーにピンポイントでアプローチできます。
ブランドオークション広告の場合は、動画が2秒もしくは6秒再生されたときに料金が発生する仕組みとなっています。
TikTok広告の3つの注意点
ここからは、TikTok広告の3つの注意点を紹介します。
後からの修正ができない
TikTok広告を出す際には、後からの修正ができないことに注意が必要です。広告文に誤字や脱字がないか、機密情報が映り込んでいないかを出稿前に念入りにチェックしましょう。
あとでミスが見つかって広告を止めたとしても、広告費用は全額かかってしまいます。また、ミスの内容によっては、企業のイメージダウンに繋がってしまう恐れもあります。
そのため、広告を出す前の確認が何より重要です。確認作業は一人で行うのではなく、なるべく複数人でダブル・トリプルチェックを行うようにしましょう。
申込み後にキャンセルできない
申込み後にキャンセルできないことも、TikTok広告を活用する際に忘れてはいけない注意点です。TikTok広告では、広告を配信する前にメールで出稿依頼の申込みをする必要があります。
一度出稿依頼の申込みを行うと、原則キャンセルができないため注意が必要です。また、広告費用は申込みが完了した時点で全額請求されます。
そのため、広告を出すタイミングや予算、戦略を念入りにチェックした上で出稿依頼の申込みをすることが大切です。
広告を出せない商品・サービスがある
TikTok広告では、広告を出せない商品・サービスがあるため、事前に確認しておきましょう。広告を出せない商品・サービスとしては、タバコやアルコール、ギャンブル、アダルト商品などが挙げられます。
TikTokは未成年を含む若年層のユーザーが多く、金融商品や年齢制限のあるものは基本的に広告を出すことが禁止されています。禁止項目についてはTikTokが公式で発表しているため、必ず確かめておきましょう。
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まとめ
本記事では、TikTok広告の5つの種類や広告を出す際の注意点を解説しました。TikTok広告を活用することで、企業の認知向上や売上の増加など、さまざまな効果が期待できます。
広告の種類によっては、費用を抑えて出稿することも可能なため、ぜひ活用してみましょう。また、広告を出す際には、後から修正できないことや広告を出せない商品・サービスがあることに注意が必要です。
TikTok広告による効果を最大限発揮するためにも、本記事の内容を参考にしてください。本記事があなたのお役に立てることを願っております。