TikTok広告のターゲティングとは?代表的な4つのターゲティングを紹介
「TikTok広告を出してみたけど効果が出ない…」
「どうしたらTikTok広告がうまくいくんだろう?」
上記のような悩みを抱えている方は、TikTok広告のターゲティングを見直してみることがおすすめです。TikTok広告には、他の広告媒体で使用できるターゲティングはもちろん、TikTokならではのターゲティングもあります。
とくにTikTokでは、他の広告媒体よりターゲットを絞った広告配信ができるため、戦略的にターゲティングを行うことが重要です。とはいっても、ターゲティングとは何かよくわからないという方も少なくないでしょう。
そこで本記事では、TikTok広告のターゲティングについて詳しく解説します。あわせて、TikTok広告のターゲティング設定方法やターゲティングする時のコツも解説するため、ぜひ参考にしてください。
なお、TikTok広告について基礎から知りたいという方は次の記事を参考にしてください。
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TikTok広告のターゲティングとは?
TikTok広告のターゲティングとは、特定のユーザーに対して効果的に広告を配信するための機能のことです。ターゲティングをうまく活用することで、広告を届けたいユーザーにピンポイントで配信できます。
TikTok広告におけるターゲティングの最大の特徴は、ユーザーがTikTokアプリ内で起こした行動に基いたターゲティングができることです。例えば「特定のユーザーをフォローしたユーザー」に絞ってターゲティングすることもできます。
「特定のユーザーをフォローしたユーザー」を直接ターゲティングすることは他の広告媒体ではできず、TikTok広告ならではといえます。このように、TikTokではより細かくユーザーをターゲティングでき、効果的な広告配信が可能です。
TikTok広告における4つのターゲティング
ここからは、TikTok広告における次の4つのターゲティングをみていきましょう。
それぞれのターゲティングを理解することで、より効果的な広告配信ができます。以下で詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
ターゲティング①デモグラフィック
デモグラフィックとは、ユーザー属性のことです。ユーザーの年齢や性別、地域、言語の4つの項目で設定ができます。
ターゲティングの種類 | 詳細 |
---|---|
性別 | 広告を配信するユーザーの性別を男性、女性、無制限のうちから選択できる ※男女どちらにも配信する場合は無制限を選択 |
年齢 | 広告配信をするユーザーの年齢を13〜17歳、18〜24歳、25〜34歳、35〜44歳、45〜54歳、55歳以上、無制限のうちから選択できる |
地域 | 広告を配信する地域を選択できる ※都道府県単位でも設定可能 |
言語 | 広告を配信する言語を選択できる ※アプリの言語設定にもとづいてターゲティングされる |
4つの項目を的確に設定することで、狙いたいターゲットに絞った広告配信ができます。
ターゲティング②ユーザーリスト
ユーザーリストには、「カスタムオーディエンス」と「類似オーディエンス」の2種類があります。
種類 | 詳細 |
---|---|
カスタムオーディエンス | これまでに接触したことのあるユーザーのリストを作成し、リスト内のユーザーに対して広告を配信できる |
類似オーディエンス | 作成したカスタムオーディエンスのリストをもとに、リスト内のユーザーに類似したユーザーに広告を配信できる |
カスタムオーディエンスでは、過去に自社サイトにアクセスしたユーザーや広告をクリックしたことがあるユーザーに絞って広告配信ができます。
類似オーディエンスでは、これまでに接触したことはないものの、潜在顧客の可能性を秘めているユーザーに絞って広告配信ができます。
また、リスト内に今後コンバージョンする見込みがないユーザーがいる場合には、広告を配信しないようにすることも可能です。そのため、自社に興味を持つ可能性のある、確度の高いユーザーに絞った広告配信ができます。
ターゲティング③興味&行動
興味&行動では、アプリ内でのユーザーの興味関心や行動に基づいて広告配信ができます。興味関心ターゲティングと行動ターゲティングの2つの種類があることが特徴です。
項目 | 詳細 |
---|---|
興味関心ターゲティング | 設定したカテゴリーに興味を示しているユーザーに絞った広告配信ができる |
行動ターゲティング | TikTokアプリ内のユーザー行動に基づいて広告を配信できる |
興味関心ターゲティングでは、スポーツや料理、音楽などの20種類のジャンルから広告を表示したいユーザーを選択できます。特定のジャンルに興味はあるものの、具体的な行動が取れていない潜在層へアプローチしたい場合におすすめです。
行動ターゲティングでは、ユーザーのアプリ内での行動を指定して、特定の行動を行ったユーザーをターゲティングできます。また、行動ターゲティングには、さらに3つの種類があります。
項目 | 詳細 |
---|---|
動画インタラクション | コンテンツの視聴、いいね、コメント、シェアのいずれか1種類以上のアクションをしたユーザーに広告を配信できる |
クリエイターインタラクション | 特定のユーザーに対してアクションをしたユーザーに広告を配信できる |
ハッシュタグインタラクション | 特定のハッシュタグが付いた動画を視聴したユーザーに広告を配信できる |
動画インタラクションは特定のジャンルに興味があり、具体的な行動をとっているが、まだ検討段階のユーザーに絞って広告を配信できます。興味関心ターゲティングよりも、確度の高いユーザーに広告を届けたい場合に効果的です。
クリエイターインタラクションは、特定のユーザーに対して大きな関心を寄せているユーザーに絞って広告を配信できます。そのため、具体的に欲しい商品が決まっているユーザーに広告を届けたい場合に効果的です。
ハッシュタグインタラクションでは、自分で情報を探している自主性のあるユーザーに広告を配信できます。
ターゲティング④デバイス
デバイスでは、ユーザーが使用しているデバイスの条件を指定して広告を配信できます。iOSやAndroidなどの端末情報だけでなく、通信環境やキャリアなどの項目でターゲティングが可能です。
また、システムバージョンやデバイスモデルでのターゲティングもできます。しかし、デバイスは便利ではあるものの、実際はあまり使用しません。
とくに、TikTok広告の運用が初めてという場合には、基本的に触れる必要はありません。
TikTok広告のターゲティング設定方法
TikTok広告における4つのターゲティングがわかったところで、ターゲティングの設定方法を解説していきます。基本的に、ターゲティングは広告セットから設定していきます。
広告セットとは、プロモーションの目的や予算など、広告の設定をまとめるためのグループのことです。運用型広告の広告アカウントの構造は、キャンペーン、広告セット、広告の3階層になっています。
各階層では適切な情報を設定し、広告セットまできたらターゲティングの設定を行いましょう。また、広告セットでは複数のターゲティングパターンを組み合わせることも可能です。
例えば、性別のターゲティングで「男性」を設定し、ユーザーの興味に基づく項目で「ペット」を設定するとします。その場合、ペットに関心のある男性ユーザーのみに広告を配信することが可能です。うまく活用してみましょう。
TikTok広告のターゲティングは自動でもできる
TikTok広告では、基本的には使用したいターゲティングを自由に選択して広告を配信します。しかし、配信地域と言語のみを選択し、自動でターゲティングして配信することも可能です。
自動でターゲティングする場合には、配信地域と言語以外は選択できず、自動のターゲティングに任せて配信されます。もちろん、ランダムにターゲティングされるわけではなく、広告の目的や過去の配信データからより成果が出るように最適化されます。
自動ターゲティングは、広告セットの設定画面から「配信対象モードを選択」から「自動配信対象」を選択することで設定可能です。
TikTok広告でターゲティングする時のコツ
ここからは、TikTok広告でターゲティングする時のコツを紹介します。コツは次の2つです。
それぞれ以下で詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
ターゲットを絞り過ぎない
TikTok広告で最大限の効果を発揮するには、ターゲットを絞り過ぎないことが重要です。ターゲティングがうまくできれば、狙いたいターゲットにピンポイントで広告を配信できます。
しかし、ターゲットを絞りすぎると、TikTok広告を最適化するための機械学習がうまくできない可能性があります。その結果、ターゲットから外れたユーザーからの反応があったり、そもそものリーチが制限されてしまうため注意が必要です。
TikTok広告を出す際には、最初はある程度広くターゲティングすることが重要です。また、設定したターゲティングの範囲が適切かどうかは、広告セット編集画面の右側に表示される「ユーザーリスト」から確認できます。
ユーザーリストに「狭い」と表示されている場合は、ターゲットの範囲を広げるようにしましょう。
広告の効果検証を行う
広告の効果検証を行うことも、TikTok広告で最大限の効果を発揮するためには重要です。当然のことではありますが、広告は出したら終わりではありません。
出航した広告のクリック率や再生回数、コンバージョン率などをみて、広告の改善を図ることが大切です。また、TikTok広告はクリエイティブの質でも効果が変わるため、定期的に入れ変えるなどして効果検証をする必要があります。
どの広告媒体でもそうですが、初めは訴求別のクリエイティブを3パターンほど用意し、効果に合わせて追加や停止するのがおすすめです。
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まとめ
本記事では、TikTok広告のターゲティングの種類や、ターゲティング設定方法、ターゲティングする時のコツを紹介しました。TikTok広告は適切な出稿ができれば、より高い効果を期待できます。
現状出している広告の効果が好ましくない場合は、ターゲティングを見直してみましょう。ターゲティングを見直すことで、効果が改善されることも少なくありません。
また、広告は出したら終わりではなく、出した後の効果検証が大切です。そのため、本記事で紹介した内容を参考に、広告運用に取り組んでみてください。
本記事があなたのお役に立てることを願っております。