TikTok広告の出し方を3STEPで紹介!広告を配信する際の注意点まで
「TikTok広告を活用したいけどやり方がわからない…」
「TikTok広告のメリットはわかるけど、やり方を一から調べるのが億劫…」
TikTok広告は、他のSNS広告と比べてターゲティングの精度や訴求力が高いことが特徴です。InstagramやXなどの他のSNSでの拡散も狙えるため、TikTok広告の活用を検討している方も少なくないでしょう。
とはいえ、SNS広告というと専門的な知識が必要であったり、初期設定が面倒だというイメージを持っている方も多いはず。しかし、実際にTikTok広告を活用した企業からは、他のSNSと比べて広告設定が簡単ともいわれています。
そのため、広告は難しいという固定概念を持ったままだと、企業にとって大きな機会損失になりかねません。
そこで本記事では、TikTok広告の出し方を3STEPで紹介します。あわせて、広告を配信する際の注意点も解説するため、ぜひ参考にしてください。
なお、TikTok広告について基礎から知りたいという方は次の記事を参考にしてください。
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TikTok広告を出す前に準備しておくべきこと
まずは、TikTok広告を出す前に準備しておくべきことを知っておきましょう。TikTok広告を出す際には次の準備が必要です。
- TikTok for Businessでアカウント作成
- ビジネスプロフィールの設定
- キャンペーン・広告グループを決める
- 広告クリエイティブ(動画素材)の作成
- 配信予算とスケジュールの設定
なかでも、「キャンペーン・広告グループを決める」と「広告クリエイティブ(動画素材)の作成」は特に重要です。何を目的にしてTikTok広告を出すのかを明確にした上で、キャンペーン・広告グループを決めるようにしましょう。
また、広告用のクリエイティブはすぐに用意できるものではありません。そのため、TikTok広告を活用することを決めた時点で、クリエイティブの作成に取り掛かるようにしましょう。
TikTok広告の出し方3STEP
ここからは、TikTok広告の出し方を次の3つのステップにまとめて紹介します。
それぞれのステップでやるべきことを以下で詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
TikTokの広告アカウントの作成
まずは、TikTokの広告アカウントを作成していきます。TikTok for Businessにアクセスして、広告アカウントの作成ページで情報を入力していきましょう。必要な情報は次の6つです。
- 国/地域
- 会社名
- 電話番号
- 業界
- アカウントのタイムゾーン
- アカウントの通貨
登録ボタンを押したら、続いて請求情報の追加をしていきます。請求情報の設定では「自動決済(後払い)」と「手動決済(前払い)」のどちらかを選択します。
どちらを選ぶかによって支払い方法や最低入金金額が異なるため、状況に合わせて選んでみてください。
決済の方法 | 支払い方法 | 最低入金金額 |
---|---|---|
手動決済(前払い) | ・クレジットカード ・デビットカード ・PayPay ・LINEPay | 1,000円 |
自動決済(後払い) | ・クレジットカード ・デビットカード | – |
TikTok広告の初期設定
アカウントの作成ができたら、TikTok広告の初期設定を行っていきましょう。初期設定では、最初に広告マネージャーのモードを選択します。
TikTok広告では、「簡易モード」と「カスタムモード」の2つが用意されています。簡易モードは初心者でも簡単に広告出稿ができ、カスタムモードでは広告主の目的に合わせて広告をカスタマイズすることが可能です。
ここでは、「簡易モード」を選択した場合の初期設定の手順を説明します。初期設定では、次の3つの設定を行います。
それぞれ詳しく解説していきます。ちなみに、広告マネージャーのモードは後から切り替えることができるため、間違えても支障はありません。
広告の目標の設定
まずは、広告の目標を設定していきましょう。TikTok広告では次の3つの中から目標を選びます。
項目 | 目的 |
---|---|
コミュニティインタラクション | SNSアカウントのフォロワー数やプロフィール訪問数を増やす |
顧客リードの生成 | 自社・商品に対する問い合わせ数を増やす |
ウェブサイトへの訪問者の獲得 | ウェブサイトのターゲットページにユーザーを呼び込む |
上記の3つのうち、広告を出す目的として最も近いものを選びましょう。
オーディエンスの設定
続いて、オーディエンスの設定をしていきます。オーディエンスには「カスタムオーディエンス」と「自動オーディエンス」の2つの種類があります。
カスタムオーディエンスでは、過去に自社サイトにアクセスしたユーザーや広告をクリックしたことがあるユーザーに絞って広告配信が可能です。広告を配信したいターゲットが明確になっている場合におすすめの方法です。
自動オーディエンスでは、システムが自動で企業に合うユーザーを見つけてくれます。TikTok広告が初めてでよくわからないという方は、自動オーディエンスを選ぶようにしましょう。
カスタムオーディエンスを選択した場合は、「デモグラフィック」や「興味&行動ターゲティング」に情報を入力していきます。自動オーディエンスの場合は、細かい設定をする必要はありません。
また、下の記事ではTikTok広告のターゲティングについて詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてください。
予算とスケジュールの設定
オーディエンスの設定が完了したら、予算とスケジュールの設定をしていきます。「広告の目標」を選択し、目標に応じた予算を設定していきましょう。
予算の設定では「日予算」と「通算予算」から任意のものを選択して入力していきます。予算の入力が完了し、続行ボタンを押すと手続きが完了してアカウントの承認に入ります。
数時間〜1日ほど待って承認メールが到着したら、支払い方法を設定して手続きは終了です。
広告設定
最後に、実際の広告設定をしていきます。広告設定では次の2つの設定を行います。
それぞれ詳しく解説していきます。
ピクセルとイベントの設定
広告を出す前には、ピクセルとイベントの設定が必要になります。ピクセルとは、TikTok広告を最適化するための計測タグのことです。また、イベントとは「広告をタップする」「Webサイトを訪問する」といったユーザーの行動を設定することを指します。
ピクセルとイベントを設定することで、ユーザーの行動を分析できたり、類似ユーザーへのリーチに繋げることができます。
ピクセルは、広告マネージャーのアセットのイベント管理から設定可能です。ピクセルの登録が完了すると、イベント設定のポップアップが表示されるため、次の手順で設定をしましょう。
- イベントフォーマットを選択する
- イベントタイプやイベント名、集計方法などを設定する
- トラッキング方法とルールを設定する
- 保存してイベント設定が完了
トラッキング方法とルールはあとで変更もできます。
広告クリエイティブの設定
最後に、広告クリエイティブの設定をしていきます。アセットから「ドロップメニュー」を選択します。次に概要から「クリエイティブツール」を選択しましょう。
すでに作成した動画がある場合は「ビデオエディター」、テンプレートを使いたい場合は「動画テンプレート」を選択してください。広告の「公開」ボタンをクリックすると、審査が始まります。
審査はおよそ1日程度で終了し、審査通過後に広告が公開されます。
TikTok広告アカウントと通常アカウントの違い
ここまで、TikTok広告の出し方を解説しましたが、広告アカウントと通常アカウントの違いがわからないという方も少なくないでしょう。大きな違いは、TikTokを活用する目的です。
広告アカウントは、広告の作成や運用を行うための専用のアカウントになります。そのため、広告を出す際には通常アカウントとは別に作成しなくてはなりません。
一方で、通常のアカウントは、動画の投稿や閲覧を行う個人ユーザーや企業のアカウントになります。企業アカウントとして、動画を配信する場合には通常アカウントを使用しましょう。
TikTok広告を出す際の注意点
ここでは、TikTok広告を出す際の注意点を紹介します。TikTok広告を出す際には次の3つに注意しましょう。
それぞれ詳しく解説するため、事前にチェックしておきましょう。
広告を出した後に修正ができない
TikTok広告を出す際には、後からの修正ができないことに注意が必要です。広告を出した後にミスが見つかり広告を止めたとしても、広告費用は全額かかってしまいます。
広告の種類によっては費用も高額なため、事前に広告文に誤字脱字がないか、機密情報が映り込んでいないかを念入りにチェックしましょう。また、広告の記載内容に誤りがあることで、ユーザーとのトラブルに発展する可能性もあります。
そのため、確認作業は一人で行うのではなく、なるべく複数人でダブル・トリプルチェックを行うことがおすすめです。
申込後にキャンセルができない
TikTok広告では、広告を配信する前にメールで出稿依頼の申込みを行います。一度出稿依頼の申込みを行うと、原則キャンセルを受け付けていないため注意が必要です。
キャンセルを受け付けていない理由は、出稿依頼後に先着順で広告枠が割り当てられ、そのまま手続きが進められるためです。また、広告費用は申込みが完了した時点で全額請求される仕組みになっています。
そのため、広告を出すタイミングや予算、戦略を十分に練った上で出稿依頼の申込みをするようにしましょう。
広告が出せないジャンルがある
TikTok広告には、広告が出せないジャンルがあることにも注意が必要です。広告を出せないジャンルとしては、アルコールやたばこ、ギャンブル、アダルト商品などが挙げられます。
TikTokは未成年を含む若年層のユーザーが多いため、金融商品や年齢制限のあるものは基本的に広告を出すことが禁止されています。禁止項目についてはTikTokが公式で発表しているため、必ず確かめておきましょう。
広告を出した後は分析を改善をしよう
TikTok広告は出したら終わりではありません。出した広告の内容を分析しながら改善を図っていくことが重要です。
例えば、クリック率やエンゲージメント率が低い場合には、クリエイティブの見直しを検討する必要があります。適切なユーザーに広告が届いていないのであれば、ターゲティングの調整が必要です。
定期的にユーザーの反応を見ながら修正していきましょう。また、TikTok広告を成功させるためには、他社の広告を分析することも効果的な方法のひとつです。うまく行っている企業の広告を参考にして修正点を導き出してみましょう。
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まとめ
本記事では、TikTok広告の出し方や広告を配信する際の注意点を解説しました。TikTok広告には、他のSNS広告と比べてターゲティングの精度や訴求力が高く、他のSNSでの拡散も狙えるメリットがあります。
広告の出し方も他のSNSよりも比較的簡単なため、ぜひ活用してみましょう。仮に「自社でやるのは面倒」「自社で一から始めるよりもプロに任せたい」という方は、合同会社BUZZOOKAにご相談ください。
本記事があなたのお役に立てることを願っております。